鼠径部切開法という手術方法で、直接鼠径部を切開して治療する手術方法です。日本における鼠径ヘルニアの手術の約6~7割がこの方法で行われています。具体的には鼠径部のヘルニアで腫れている所の少し上を斜めに約4cm切開して手術を行います(図1)。 鼠径ヘルニア手術一覧 . 鼠径ヘルニアの手術適応になるかどうかは「 局所の膨隆 」の観察だけで、なにも他に症状がなければ経過観察になります。 定期的(6ヶ月~1年に1回の受診)に膨隆の大きさや痛みの症状出現がないかを確認すればいいという感じです。
鼠径ヘルニアの場合は5mmから12mmの穴を3ヶ所開けます[図1]。 そのうちの1つの穴から腹腔鏡を入れてお腹の中を映します[図2]。 その像をモニターで見ながら、別の2つの穴から入れた手術機器を外科医が操作して、お腹の中からメッシュをヘルニアの穴や組織の弱くなった部分に当てて補強します。 鼠径ヘルニア(脱腸)の診断・検査・手術は、実績豊富な東京外科クリニックにご相談下さい。「腹腔鏡(内視鏡)」を用いた、傷が3~5mmと非常に小さく、術後の痛みが少ない日帰り手術は大変好評です。(小川町・御茶ノ水・神保町) ヘルニアとして飛び出した腹膜の袋(ヘルニア嚢)を再び本来腹膜のあるべき位置に戻し、筋肉の裏側に人工物を入れる手術法です。 理論的には最も優れた方法といえますが、穴をふさぐためには穴よりも大きなメッシュをきちんと広げて入れなければなりません。 1650例の日帰り手術を行なっている。内訳は鼠径ヘルニア 修復術1335例(成人1230例、小児105例)、下肢静脈瘤 ストリッピング手術230例、痔核根治術75例、その他10例 となる。 1966年生、函館市出身。 1991年3月、聖マリアンナ医科大学卒業。 腹壁ヘルニア修復術のうち自分の組織を用いて修復する手術.ヘルニア門の直接縫合,縫いしろを広く取り二重に重ね合わせて縫合する方法,側方の筋肉に切れ込みを入れて,筋肉が寄りやすくしヘルニア門を直接縫い合わせる方法など紹介 鼠径ヘルニアは、一般に「脱腸」と言われる病気で、筋肉の薄い鼠径部から腹腔内容物(多くは腸)が飛び出してしまうことです。出入りが自由な間は問題ありませんが、飛び出したまま戻らなくなり嵌頓を起こすと、緊急手術となります。 鼠径ヘルニア(脱腸)の診断・検査・手術は、実績豊富な東京外科クリニックにご相談下さい。「腹腔鏡(内視鏡)」を用いた、傷が3~5mmと非常に小さく、術後の痛みが少ない日帰り手術は大変好評です。(小川町・御茶ノ水・神保町) ヘルニアの手術において重要なポイントは、①ヘルニアのう、すなわち脱出した腹膜のふくろ(嚢)の処理をすること、②そけい管後壁の補強、つまりヘルニアの体腔側の孔自体をどのように閉鎖、補強するか、この2点になってきます。 ヘルニア嚢?そけい管? 鼠径ヘルニアとは別に腹壁ヘルニアと呼ばれるものもあります。 鼠径ヘルニアは鼠径部で起こる症状ですが、腹壁ヘルニアは腹部で起こります。 腹壁ヘルニアはほとんどの場合、過去に受けた手術で切開をした部分の皮膚が脆弱になり、そこから飛び出してしまうことが原因です。
手術前の看護. 手術時間も意識した確実な腹腔鏡下ヘルニア修復術 演者は笛吹中央病院の西山徹先生と千葉医療センターの山本海介先生。司会は東北ろうさい病院の徳村弘実先生。鼠径ヘルニアと腹壁ヘルニアにおいて、より正確な手術手技と手術時間も意識した内容をご講演いただいております。 鼠径ヘルニアでは、手術後の痛みや違和感、また再発の可能性もあります。 それらを総合的に考えて最適な手術を受けるようにしましょう。 医師の説明に納得がいかなければ、他の医師に意見を聞くセカンドオピニオンもあります。 メッシュ・プラグ法 「メッシュ・プラグ法」は、日本国内においてもっともよく行われている「鼠径ヘルニア手術」です。 まず、鼠径部を切開して鼠径管を開いた後、ヘルニア内容を腹腔内に戻します。